Open Heart logic
Home
Raja Yoga
LESSOM
ラージャ・ヨーガとは ─ クリシュナムルティ
(
Jiddu Krishnamurti
)
『子供たちとの対話 p.p.335-336 』より
今日、ヨーガは流行し、金儲けの手段になっているが、それは体を美しく健康に保つだよりけのものではない。ヨーガは高いものを低いものと結び助けるという意味であり、ヨーガの王者(ラージャ・ヨーガ)はもっときびしく精神的であり修養もなく反復される日課もない。それは動きもなくおしゃべりもしないが、それ自体が明晰で活動的で秩序ある頭脳をもつことであり、高度に倫理的、道徳的な生を送ることそのものだ、と。
珍しく彼は自分自身のことに言及した。
─中略─
「それは語り手(クリシュナムルティ)が毎日一時間するように、一定の時間、体を完全に制御すること、むしろ制御ではなく不必要な動きや観察されない動きもなく、体を見つめることなのです」「それは一日中、あなたが生きるものであり、観察し、明晰であるものなのです」
ラージャ・ヨーガは古武術と類似
ヨーガは繋がり(繋ぐ)という意味です。
ラージャ
は王の意味です。
ですから、国を治める者に伝わってきた身体トレーニングともいわれます。古代の軍の最高司令官は王です。
非日常の戦闘意識状態でも姿勢をバランスしたり、現実に対する明晰な判断力を保持する必要があります。
ヨーガで瞑想状態を長時間持続させたり、深い意識のなかでもバランスの取れた姿勢を保てるならば、日常生活〜戦場まで、あらゆる状況で適切な判断力と応用力が働くことでしょう。
座していても立っていても、敵に対しても崩れることなく対応できる姿勢が古武術であり、ラージャ・ヨーガの目的となる意識です。
ラージャ・
ヨーガとわたし(武術・形)
二十代後半から、ダンスやボディーワークや古武術を経験して、教える仕事もやってきました。しかし「カラダは個人個人で違うし、その時々で変わるし、自分も変化しているのに、どんな前提でどうやって身体の在り方を教えられるのか?」という、長年の疑問がありました。
40歳を過ぎて
ラージャ・ヨーガを始めて3年ほど経過した頃、「正しい姿勢は人それぞれである。その時々で変わる。その瞬間瞬間で違う。ただし、良い動きには法則性がある。」ということを知り、身体の指導も始めました。
指導を始めるとさまざまな人の身体に向き合っていくことになり、言葉ではなかなか伝わらないことが多くありました。そこで
、
30代に体験していたインド古武術の形稽古の素晴らしさを再認識しました。基本形の一つ一つがシンプルで
覚えやすいのに、
動きのバリエーションも豊かで年齢や状態にも関係ないのです。
形そのものが教えなのです。
(ヨーガとアーユルヴェーダの源流は武術(カラリパヤットゥ)だとインドの先生がおっしゃっていたのが腑に落ちるまで20年かかってしまいました。)
そして50歳を過ぎて居合道を始め、形
で稽古することの楽しさを体験しています。
現代の私たちがラージャ・ヨーガを学ぶには言語化も大切です。ただ、カラダは非言語なもの。いまここで感じるものです。非言語を掴み取ってこそ上達すると思います。
© 2023 Roja Yoga & Jyotish by Miursoltika All Rights Reserved.
Home
Raja Yoga
LESSOM
©️MiurSoltika 2018 UA-113198253-1